口八丁手八丁で、お酒を吞む事が大好きな父と、
ガンコ者で肝が座っている母。
12歳年上で、どんな時でも自分の味方をしてくれる兄。
幼い頃から、派遣業を営んでいた両親と優しい兄のもとで自分は育ちました。
決して順風満帆な会社ではなかったけれど、給料日には従業員さんが自宅に訪れて大宴会が朝まで行われ、仕事の事や家族の事、グチでも悩みでも、なんでもかんでも皆で悩み皆で笑い、時には泣いて…。
気がつけば、あったかい会社が幼い頃から自分の一番近くにありました。
そんな自分は、将来経営者になり楽しい会社を作ることが当たり前に思うようになっていました。
そして平成21年、軽作業を請負う会社を設立しました。
登録スタッフ(内職さん)約80名と仕事する中、聴覚に障がいのある人や社会不安障がいのある人たちから「仕事がしたい」「どこか紹介してほしい」との相談を受けることがありました。当初は軽い気持ちで引受け、取引先など数十社に当たりました。が、すべての会社から障がいがあるというだけで断られ現実の厳しさを知ることになりました。その後、自社で登録スタッフとして働いてもらう中、彼らが仕事が十分できることも徐々に分かってきました。「まだ若く可能性のある彼らの力になりたい」「働ける力を持つ人がこのままでいることは世の中にとっても勿体ない」という想いが年々強くなりました。
平成26年8月、障害福祉サービスを行う株式会社エイトを立ち上げました。
仕事をしていて皆が楽しい会社でありたい。
そんな自分にとって、スタッフの皆さん障がいのある皆さんは、それぞれの立場や役割は違っても、苦楽をともに笑って未来へ進んでいく「仲間=従業員さん」なのです。
「会社があるのは従業員さんのおかげ
だから従業員さんを大切にし
何があっても守っていく」
両親が教えてくれたこの気持ちを大切にこれからもがんばっていきます。
今までもこれからも、多くの皆様のご縁と支えに感謝しながら。
代表取締役社長 竹内弓理